BASHOW-ROUGH&POP (Spiral)
¥45,000 税込
残り1点
SOLD OUT
2023 / Pigment print, Magazine
Image size W480×H300mm / Overall size W550×H400mm / Unique
¥45,000 (税込,マット/アクリル含む)
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スナップショットは、分からないものを分からないまま、イメージとして捕まえる。
日々生きる中で、偶然出会った場面に対して、身体的/生理的反応としてシャッターを切る。
目の前の何に惹かれたのか、言葉で理解するよりも早く、カメラはその一瞬を記録する。
そうして得られた写真には、自分が頭で考えるよりも濃厚に、自分の生理が写っているように思う。
そうしたスナップショットの形式を、本を作る過程にも取り込めないか、という問いからこの作品は出発した。
私はスナップショットで得られた大量の写真から、「分からないが何故か惹かれる」という写真をセレクトし、それらを既製品の雑誌に貼っていく。
雑誌を一つの世界に見立て、ページをめくるたびに飛び込んでくる偶発的な光景(イメージ)に対して、スナップを撮るように写真を貼るというアクションを繰り返す。
そうした行為を続けていく中で、これまで断片的にしか存在していなかった写真が、突然そのページにピタッとハマる瞬間がある。
これまで意味を持っていなかった写真が、まるで元からそこにあったかのように、ページとひとつになる。
その時、何でもなかった写真に突然、意味を超えた意味、「存在」が立ち上がるのを感じる。
私はどうしても、写真に人を、スナップショットに人生を重ねてしまう。
それは写真が、生まれながらに意味を持たず、ただ生理を内包した存在であること。そしてスナップショットが、毎日淡々と生活のように行なわれる行為の集積であるからだ。
人が何かと出逢い別れ、惹かれあい反発し合い、生まれて消えていく。そうした人の人生の様相をスナップショットは体現する。そしてその繋がりは、損得や意味、合理ではなく、人それぞれの生理によって動いていくものではないか。
さらに言えば、その生理的選択を重ねていくことでしか、意味を超えた意味、その人の存在そのものを立ち上げる術はないのではないか。
あらゆる言動行動が可視化され、否応なく他人の目が入り込んでくる現代において、それぞれが自身の生理に立ち返る実践を持つことが、自身の存在を確かめるために必要である。私にとってその実践が、スナップショットなのである。
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BASHOW / バショウ
1995年生まれ東京在住。2018年法政大学社会学部社会学科卒業。2024年日本写真芸術専門学校夜間部卒業。
主に写真やスナップ、コラージュなど、偶然性や身体性が伴う手法を用いて、人間の<生の意味>を問うことをテーマに、作品を制作する。
主な受賞歴に、「日本写真芸術専門学校2024卒業作品展」小髙美穂賞、「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2024」準グランプリなど。
展示歴に「表現の大陸」(工房親、2026)、「第27回 日本の美術-全国選抜作家展」(上野の森美術館、2022)などがある。
また2025年に出版社G/P+abpより、写真集『表現の大陸』を刊行。
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